ユニセフハウスでは今、ウクライナ、南スーダン、イエメンなど紛争下にある子どもと若者が綴った、「平和」をテーマとした詩の日本語訳を作者のポートレート写真と朗読動画とともに紹介する企画展「Poems for Peace~平和の詩~」を開催しています。
本企画展はユニセフハウスの常設展示と併せて、無料でご覧いただけます。平和について考える機会の多い8月、ぜひ本企画展をご覧ください。(会期は10月中旬までを予定)
「平和とは、銃と爆弾のない世界
平和とは、錠と警報のない世界
平和とは、大河や小川を流れるきれいな水
平和とは、悪夢を見ずに眠れること……」
(ナヤルンさん・14歳、南スーダン)
世界では、何百万人もの子どもが紛争下で暮らしています。ユニセフは、紛争や戦闘が子どもたちの生活に与える影響について、また将来への希望や夢について、子どもたち自身の言葉で表現してもらい、その声を広く届けたい、と2020年に「Poems for Peace」というプロジェクトを立ち上げました。
日本で開催する本企画展では、8カ国12人の“詩人”の作品を取り上げ、作者のポートレート写真とともに紹介しています。作品は日本語に訳し、パネルにして展示しているほか、一部は作者自身が朗読する動画(日本語字幕付)で視聴することができます。
アフガニスタン、イエメン、イラク、ウクライナ、コンゴ民主共和国、ソマリア、マリ、南スーダンで暮らす8歳から20歳までの12人が持つ、暴力や破壊への深い悲しみと、平穏な未来を望む強い意志がこめられた作品たち。平和な未来を願う若者たちがつくる詩は、彼らの勇気と強さを浮き彫りにします。
ひとつひとつと向き合い、ぜひ、子どもたち、若者たちの想いを感じてみてください。